みんなの回復ノート

心療内科・精神科に初めて行くとき。何をどう伝えればいいか

Tags: 心療内科, 精神科, 受診, 初めての診察, 不安

心や体の不調を感じて、「もしかしたら病院に行った方がいいのかな」と考えたとき、心療内科や精神科の受診を検討される方もいらっしゃるかもしれません。でも、「初めての診察で何を話せばいいんだろう」「自分の状況をうまく伝えられるか不安だな」と感じ、なかなか一歩を踏み出せない方も少なくないのではないでしょうか。

初めての場所に足を踏み入れるときは、誰でも緊張したり、迷ったりするものです。ましてや、自分の心や体のつらさを話す場所となると、なおさらですよね。

このページでは、初めて心療内科や精神科を受診するときに、少しでも気持ちが楽になり、診察に臨みやすくなるようなヒントをお伝えしたいと思います。

診察では、何を話せば良いのでしょうか?

医師は、あなたが今感じているつらさや困りごとを理解するために、いくつか質問をします。全てを完璧に話す必要はありませんが、一般的に以下のようなことを尋ねられることが多いです。

これらの質問に対して、すぐに答えられなくても大丈夫です。「よく分からない」「思い出せない」と正直に伝えても問題ありません。医師は、あなたの言葉を通して、今の状況を理解しようとしてくれます。

上手く話せるか不安…準備しておくと良いことは?

「話したいことがたくさんあるのに、いざとなると頭が真っ白になりそう」「自分の気持ちをうまく言葉にできる自信がない」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。そんなときは、少し準備をしておくと、落ち着いて診察に臨めることがあります。

診察中に気をつけることは?

初めての一歩を踏み出した自分を褒めてあげてください

心身の不調を感じてから、受診を決めるまでには、様々な葛藤や勇気が必要だったと思います。そして、実際に予約を取り、病院へ行き、医師に話をすることは、さらに大きなエネルギーを使います。

今日、このページを読んでいるあなたは、まさにその一歩を踏み出そうとしている、あるいは既に踏み出した方かもしれません。それは、ご自身の心と体を大切にしようとする、素晴らしい行動です。どうか、その一歩を踏み出した自分を、優しく褒めてあげてください。

一度の診察で全てが解決するわけではありませんが、誰かに話を聞いてもらい、専門家のアドバイスを得ることは、回復への大切なスタート地点になります。一人で抱え込まずに、専門家の力を借りることも、自分を守るための大切な選択肢の一つです。

もし、今回うまくいかなかったと感じても、落ち込む必要はありません。医療機関との相性もありますし、時間がかかることもあります。焦らず、ご自身のペースで、心の回復への道を歩んでいきましょう。

このページが、あなたが診察に臨むにあたって、少しでも心の準備になり、安心感につながれば幸いです。